沿革

剛柔流空手道 山口剛玄師範の道場より独立後、全日本空手道会として台東区上野駅前に道場を開設。
以来、千代田区の秋葉原駅前道場など各地で剛柔流空手道の普及を進め、
海外においても、香港、台湾、シンガポール、オーストラリア、アメリカ、
ポルトガル、イタリアなど世界各国で、IKO(International Karate-Do Organization)として、
多数の指導員を育成。

2003年4月、東京都千代田区外神田にIKOの本部道場として、神田錬成館道場を新設。

東京神田界隈は、江戸の時代よりお玉ケ池の千葉周作道場や島田虎之助の練武館道場などが集まり、
日本全国各藩から腕に覚えのある使い手が修練のためにやってくる尚武の地でした。

その錬成通りにあるのが、神田錬成館道場です。
現在、IKO国際空手道会・全日本空手道会の総本部として、館長 山本権之兵衛の元、
剛柔流空手道の普及を務めています。

創設から現在において

会長
山本権之兵衛 総師範(記)

 

1. IKO創設の理由

1960年代、私は剛柔会の浅草山口道場に所属し、修行をしていた。
その時代は、剛柔会や大学の剛柔流空手部の先輩・後輩が創った道場などと、
散発的な交流があった。

中央:山口剛玄先生
山口剛玄先生の左隣が当会の山本権之兵衛

戦後の混乱が収まるに従い人々に余裕ができ、
体育の向上や健康志向に時間を割くことが
出来るようになる中、他流派では日本古来の
強さを求める武道が見直され、普及していった。

元々は門外不出であった武術が普及することにつれ、
他流派との試合や大会を意識するようになってきていた。
その中で空手道については、全日本空手道連盟が創立され
スポーツ化し、また武道をビジネスとすることも
一般的になっていった。

例外なく、剛柔会も交流や大会重視になりつつあり、
武道の本質である「強い」「上手い」という
本来の目的が色々と制約され失われていくことに、
私は危惧の念が強くなった。

本来の剛柔流の伝統的な目標・修練・技術を保存し絶やさないため、
独自の修行を目指す自分たちの団体組織を結成し、
伝統的な剛柔流の空手道を存続させるため、
世界中に存在する私のかつての弟子たちに参加を呼びかけ、
当会を創設した。

その名は、国際空手道会International Karate-Do Organization
頭文字を取りIKOとして、国内外に普及させる目的で1968年に創立した。

設立時メンバー
中央が山本権之兵衛

2. スポーツ化はしないIKO

近年の社会がIT化に進化する中、日本古来の伝統文化が、
ますます置き去りにされている状況である。
明日の日本のために我々が守るべき素晴らしい日本文化は、
必須の物、精神的に無形なものなどたくさんあり、
保存と継続は当然と考えるべきである。

体育、技能、武道がスポーツ化されることにより、
国際的な評価、それに伴う普及と商業化による価値の低下は、
日本国有の文化が遺失され、絶対に許すことのできない
多大な損失となっている。

武道において空手道は、今や「道」ではなく、
典型的なスポーツ競技となっている。
また、2020年東京オリンピック参加のため、
世界各地で実施されている世界大会や国内大会の
審判競技についてはスポーツ競技として明白である。
それは、本来の伝統空手道の在り方とは全く違い、
スポーツ化の普及に拍車をかけている。

我々IKOは、かたくなに本来の伝統的な技術のみを教授し、
普及されることを方針とし、過去、現在、未来も
その教義を守っていくこととしている。

 

3. IKOが求める理想と信念

「精神修養」、
「強固な意志」、
「健全な肉体の修行と完成」が理想であり、

「石の上にも三年」、
「第一等の人になるための厳しい修行による成果」、
「正しいことを肯定できる倫理観の作成」を目標とし、
「厳しい修行の中から見出す」ことが信念である。

山本権之兵衛 本部指導風景
(当時81歳)

4. 現在の海外のIKOグループ

現在、国内と比較し海外の参加団体は数十倍多く、
各国のIKO道場生は相当数存在している。
また、国内の修行者たちとは異なり、
修行年数が子供の頃から成人・高齢者に至るまで継続者が多くいることは、
国内の修行者の比でない状況となってきている。

理念

 

 

我々は、何よりも日本古来の武道精神を大切なものと考え、
伝統的な作法に基づいた礼儀を尊重し、
武道を通して人間性の修行を重ねることを目的としています。

日々の稽古による身体的・精神的鍛練はもちろん、
現在の日本人が忘れかけている日本文化の
伝統や精神、礼儀作法や生き方を空手道の稽古を通して、
身に着けることにも重点があると考えています。

 

当会 修養訓五箇条